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【育休日記】夫が育休6カ月。これが我が家の「夫婦育休ルーティーン」

仕事・転職
こんな人におすすめ

●パパ育休の過ごし方が気になる
●これからパパ育休を取得する予定の方
●育休期間を有意義に過ごすための体験談が聞きたい

トシゴ夫婦
トシゴ夫婦

こんにちは。トシゴ夫婦です。

今回は、パパ育休のリアルな1日について解説します。私たちは、2歳の長男と0才の長女の年子(トシゴ)がいます。

男性育児休暇の取得率は、わずか17.13%(2022年時点)と、まだまだ日本の男性育児参加率は低いのが現状です。近年、政府や企業による男性育休取得率を向上させるため、様々なプロモーションがされていますが、「男性育休取得=義務」ではなく、「男性育休取得=権利」というプラスのイメージが広がればいいなと思います。

夫

僕は育児休暇を約6カ月取得しました。この6カ月間は、僕の人生観を大きく変える出来事になりました。パパ育休の魅力についてお伝えしていきます。これからパパ育休を取得される方、そのパートナーの方は是非読んでもらいたいです。

妻

当初わたしは、「そんな長い期間取らなくてもいいよ」って思ってました。一家の主な収入源である「夫の給料」が減ってしまうのが不安だったからです。でも、この6カ月は妻の私にとっても、とてもプラスな時間になりました。

なにより、夫婦で育児に取り組むことで、夫婦の絆は深まり子供のことをちゃんと見ることができました。

もちろん働いている会社の業種や立場によっては、6カ月以上の長期育休を取れる人は多くないかもしれません。ですが、2022年10月に創設された「出生時育児休業制度(産後パパ育休)」を活用すれば、従来の「育児休業制度(育休)」よりも柔軟に育休を取得できます。

私たち夫婦は、夫婦育休期間を終えて「本当に夫婦育休取ってよかったね!」と思っています。

私たち夫婦の育休中の過ごし方、夫婦育休ルーティーンを紹介していきます。これから夫婦育休に入られる方に是非読んでもらいたいです。

 

夫が男性育休を取得するまで

夫は、長女が生まれたとき約6カ月の男性育児休暇を取得しました。

夫

長男が生まれたとき、僕は育児休暇を取得しませんでした。正確には、当時の上司に取得させてもらえませんでした(涙)

妻

ひどいね!そんな上司、会社に訴えてやればいいのに!

夫

人事にも伝えたんだけど、まともに取り合ってくれなかったよ。ブラック企業だったからね(笑) それもあって、転職していまはホワイト企業で快適に働けているから、結果オーライだよ。

ホワイト企業に転職した夫は、妻が第二子を妊娠したことがわかると、「絶対に育休取るから!少なくとも3か月!」と妻に宣言。そこから夫婦育休計画がスタートしました。

育休取得手続きから育休終了までの全期間、やってよかったことなどをまとめます。

 

(妊娠判明)夫が上司に育休相談連絡

夫は、妻が妊娠したとわかると早速上司に育休取得の連絡をしました。

前の会社の経験から、「育休を取ってもいいか?」と相談してはいけないと学びました。
なぜなら、育児休暇の取得は従業員の権利だからです。

「育休の開始日は〇月✖日にしたい。そのために、引継ぎを△月□日までに完了させようと思います。」と連絡ベースで会話することが重要です。

このテクニックを使い、夫は6カ月の育児休暇を取得しました。もし断られたり育休取得に否定的なニュアンスを出してくるようなら、「人事部・労基署に相談しますね!(ニコッ)」という言葉を準備しておきましょう。

 

男性育休取得時のポイント

上司には「相談」ではなく「連絡」ベースで会話する。

上司が困らないように(反論されないように)、引継ぎプランを用意しておく。

「男性育休は従業員が当たり前に持つ権利である」という意識を持って会話する。

 

もし上司から、「君がそんなに長期間抜けたら業務が回らなくなっちゃうよ。」と言われたら、それは上司のマネジメントスキルが乏しい証拠です。優秀な上司であれば、万一従業員が(育児・介護・病気・その他の理由で)仕事を離れても、「こっちは大丈夫だから安心して休んでね。」と言えるはずです。

他にも、「男が〇カ月も育休取るなんて前例が無い」や、「いまプロジェクトが大事な時期なのに休むなんて、俺の時代じゃ考えられない」というワードも今の時代ではアウトです。人事や労基署にすぐ相談しましょう。

妻

素敵な上司に恵まれたのはラッキーだったよね♪

夫

こういった時に上司や会社のスタンスがわかるから、転職しようかモヤモヤしてた人は行動に移す十分なキッカケになるよね。僕は転職して本当に良かった。あの時行動してなかったら育休取れてなかったよ(涙

 

(出産)役所手続きで1週間は必要

子供が無事に産まれ、母子ともに健康であることを喜んだのもつかの間。

産後も入院している妻と産まれてきてくれた子供のために、夫は様々な手続き・申請を行います。

できれば出産前に「どの書類をいつどこに申請するのか」をパートナーと確認しておくと、後でバタバタしなくて済みます。

「出生届」「児童手当金」「出産育児一時金」などの区役所に提出するもの、「出産手当金」「育児休業給付金」など会社(勤務先)に提出すべきもの、提出期限があるので忘れずしっかり申請しましょう。

出産後手続き・申請のポイント

①事前に妻と何をいつどこに提出・申請するのか確認しておく。
 ➡リストを作成して夫婦で一緒に確認できるようにしておくとGOOD

提出期限があるものは夫婦カレンダーに登録し、絶対に忘れないようにする。

会社に提出すべき書類などは会社の先輩パパなどに聞いて漏れなく申請する。
 ➡先輩パパからは育休中の過ごし方など体験談やアドバイスがもらえるかも!?

 

夫婦育休スタート

(退院)家に帰ってからが本当の夫婦育休スタート

病院から家まで、長男の時はタクシー、長女の時は自家用車で帰宅しました。我が家は低所得夫婦なのでなるべく生活費は抑えたいのですが、車を買う決断をしました。病院から家まで運転するのはとても緊張しましたが、やっぱりファミリーカーを買って良かったと思いました!

\節約夫婦が車を買って良かった5つの理由はコチラ/

チャイルドシートは絶対に安全なものが欲しいと思い、出産前に購入しました。高い買い物なのでたくさん悩みましたが、色んなメーカーのチャイルドシートを見ておいてよかったと思います。

 

夫婦育休1カ月目

産後1カ月間は妻は家から出られないため、外の用事(食品の買い出しなど)は夫が担当しました。

それまでスーパーの買い物は主に妻がやってくれていたので、スーパーの食品の値段の高さにビックリしたのを覚えています。

夫

えっ?! トマトってこんな高いの?!

日に日に財布の中身が減っていくので、さすがにマズイと思いマネーフォワードに夫婦で登録して家計の可視化を行いました。月々の固定費(家賃・駐車場代・保育料等)、変動費(食料費・娯楽費等)の予算を前月のデータから予測して予算を設定したり、夫婦でお金についてこまめに話し合うようになりました。

この1か月間は本当にあっという間に過ぎ去りました。日中は夫婦で交代しながら抱っこして、手が空いてるほうが自然と家事をするようになりました。お昼ご飯も交代で食べ、ちょっと一息ついたらもう長男の保育園のお迎えに行く時間です。

そして保育園から帰ってきたら一緒に公園に行って遊び、夕飯を食べてお風呂に入って絵本を読んで寝る。親子ともどもクタクタになり、20時過ぎには寝る生活スタイルが出来上がりました。

とにかくバタバタであまり記憶もないような1カ月を過ごしました。夫が勤めている会社では、男性育休を取得する人の多くが「一カ月育休」を選びます。ですが、正直なところ「あっという間に終わった」と言う人が大半でした。もしできるなら、1カ月以上育児を一緒にできるともっと濃い時間がを過ごせると思います。

夫

僕の感覚では、1カ月はバタバタで3カ月でようやく慣れて、6カ月で育児が楽しいという余裕が生まれました。6カ月以上の育休をぜひ検討してみてもらいたいです!

 

夫婦育休2カ月~3カ月目

2カ月目から妻が外に出られるようになったので、お互いの一人時間を設定するようになりました。午前3時間(9時~12時)もしくは午後3時間(1時~4時)はどちらかが育児を担当し、どちらかは自由時間を過ごせるようにしました。

もともと夫婦で育児と家事を分担していた時間帯だったので、ワンオペになるのは少々不安ではありましたが、時短家電の力も借りてやってみると意外と問題ないことがわかりました。

妻

むしろ「自分の時間」を持てるほうが、夫婦お互いに余裕が生まれてよかったよね♪

いくら育児休暇といえど、育児は24時間で休みはありません。妻にはカフェやショッピングに行く時間夫には運動や銭湯に行く時間などを作りました。

このおかげで家にこもりっきりにならず、産後・育休のメンタルヘルスを健全に保つようにできたと思います。

3カ月目くらいからは、赤ちゃんのルーティーンができ始めるので、その周期に合わせて親も行動できるようになり生活リズムが整うようになりました。

    

夫婦育休4カ月目~6カ月目

4カ月目以降は、職場復帰に向けて毎日の育児家事ルーティーンの作成や、個々のスキルアップに時間を使えるようになりました。この頃からようやく少し余裕がでてきた感覚がありました。

とはいっても、赤ちゃんの行動は読めないので思いどおりにいかない日も多く、「平日2日間だけでもプランどおりにいけばOK」くらいの気持ちでいました。

育休中は予定を詰め込まないことが大事です。例えば、外出前に子供がミルクを欲しがって大泣きしたときに、いつもなら普通に対応できるのに、後ろに予定があると「急がなきゃ」と変に焦ってしまってイライラしてしまうことがあります。

この時、親が常に気持ちに余裕を持てると、子供にも常に優しい接し方ができるのだなと学びました。育休が終わって復職し仕事でクタクタになっていると、子供の遊びに付き合ってあげられないかもしれないと思い、夫は育休明けにフルタイムから時短勤務へと勤務形態を変更することを決めました。

夫

6カ月育休を取得して育児の大変さ、特に育児をしながら家事(料理等)を同時にすることがどれほどしんどいのか身を持って理解できました。仕事よりも家事育児のほうが何倍も大変と、育休前の自分に伝えてあげたいです。

妻

最初は「育休1カ月でいいよ」なんて言っちゃったけど、正直1カ月じゃバタバタして終わっちゃってたよね。6カ月育休取ってくれたから私も自分の時間ができて、リラックスしたりスキルアップできて良かったよ。

我が家は午前と午後の自由時間枠の時間帯で、学びなおしやリフレッシュをしました。夫婦で日ごろからたくさんコミュニケーションをとって、親も子供も無理なく日々を過ごせるようにしていくことが大切です。我が家では、朝晩の食事の時間に1日のスケジュールを共有するようにしていました。

 

まとめ

夫が育休6カ月を取った結果、人生の優先順位が大きく変わりました!

プライベートのために働いていたはずが、「仕事があるから遊べない」なんて言葉を子供に言うことになっては本末転倒ですよね。

仕事を忘れられるくらい長期間育休を取得し、産まれてきてくれた赤ちゃんと大切な妻とゆっくりと過ごせる大切な時間でした。(※育児はドタバタだったので、「ゆっくりと過ごせる」は訂正。)

会社では育休取得した男性社員は、社内で育休レポートを発表する場があります。できれば、そのような発表をしなくて済むように男性育休が当たり前にな世の中になってほしいと思っています。

北欧では、育児=夫婦共同プロジェクトという概念があります。この思想が日本でもどんどん浸透して、生まれたての赤ちゃんとのかけがえのない時間を夫婦で過ごせるといいなぁ。

 

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