こんにちは。トシゴ夫婦です。今回は、私たち夫婦が『北欧の生活』を目指すキッカケ、いま私たちが取り組んでいること、についてご紹介します。
結論から言いますと、
【過去】以前の私たちの生活・価値観
ケンカばかりだった結婚当初
30歳を目前に結婚した私たちは、お互いの仕事が忙しかったこともありケンカが絶えませんでした。
夜遅くに帰宅することも多かったので、疲れて家に入ると昨夜・今朝のケンカの続きが始まることもしばしば。家では全然リラックスすることができませんでした。
仕事が忙しくて疲れてるから、今はゆっくりさせてほしい。
こっちだって忙しいよ。将来のこともっと真剣に考えてよ。
もちろん考えてるよ。でも家では休ませてほしい。
当時の私たちは、時間・お金・心の余裕=「ゆとり」がまったく無い状態でした。
共働きで話し合う時間もない日々
当時はお互いに正社員としてフルタイム働いていました。妻は平日休みだったので、休日にゆっくり話す時間もありませんでした。
さらに、夫も平日は長時間残業(タクシー・終電帰りもよくありました)、土日もどちらか1日は仕事に行っていることが多く、夫婦で1日ゆっくりと過ごせるのは祝日くらいでした。
すれ違うことが増えていき、「このままじゃ夫婦生活も危うい」という危機的状況に陥りました。
いつ離婚してもおかしくなかったよね。
【転機】北欧の生き方・価値観に触れる
「どうやったら私たち夫婦は幸せになれるのか?」について、答えがわからないモヤモヤを抱えながら、ふとネットのニュースサイトを読んでいました。すると、「世界一幸せな国フィンランド」に関する記事を見つけました。
フィンランドについての知識はほぼ皆無だったので(北欧デザインの食器やムーミンくらい)、その記事に書かれていたフィンランドの社会福祉制度や国民性について知り、
フィンランドはスゴイ!どうやったらこんな生活ができるんだろう??
Youtubeを観たり関連する本を読んで、フィンランドの生活について理解を深めていきました。
そしてわかったのは、
フィンランドなどの北欧諸国の生活は「ゆとり」があって自分も家族も大切にしている
ということでした。この内容は、すぐに夫婦間で共有し意気投合しました。
まさにコレだ!って思ったよね
北欧の生活についてわかりやすく書かれていた『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか(針貝有佳,PHPビジネス新書)』を引用すると、北欧の働き方・生き方は、
●フルタイムは週37時間労働(1日約7.5時間)
⇔日本:週40時間労働(1日約8時間)が基本 プラス、残業は当たり前の文化●父親も午後4時には退勤し、保育所に子供を迎えにいく
⇔日本:母親がパートや時短勤務で保育園にお迎えにいく人が多い●夕食は家族で食べるのが当たり前
『デンマーク人はなぜ4時に帰っても成果を出せるのか(針貝有佳,PHPビジネス新書)』から引用
⇔日本:仕事の付き合いで外食(上司・同僚)もしくは社員食堂
北欧の生活スタイルを取り入れられれば、家族はもっと「ゆとり」を持てるはず!
夫婦で協力して子供たちと良い時間を過ごせるようにしたい!
それまで悩んでいた夫婦・家庭問題の突破口が見つかったような気がしました。
夫婦がお互いを支えあい、育児を楽しみながら仕事も手を抜かずしっかりやる。
そんな北欧式ワークライフバランスに憧れるようになりました。
でも、「日本じゃムリなんじゃないかな・・・」そんな不安もありました。悩んでいても仕方ないので、まずはどんどん行動してみることにしました。
【現在】今の私たちの生活・価値観
北欧スタイルの生き方・働き方を目指した私たちは、3つの施策を打ち出しました。
- 夫婦で協力して育児・家事に取り組む
- 働き方を再構築する
- お金の不安を解消する
夫婦で協力して育児・家事に取り組む
それまで家事も育児も妻の比重が大きかったです。でも、それでは育児の楽しさや大変さ、家事の達成感や疲労感を夫婦で分かち合うことはできません。いつか育児が終わったとき(子供が親元を離れたとき)、「あぁ、仕事ばかりして家のことは妻に任せっきりだったな。」と悔やんでも悔やみきれない思いになるでしょう。
せっかく北欧スタイルの「育児」=「夫婦共同プロジェクト」という考え方を知ったからには、自分のため家族のために夫婦で役割も悩みもシェアして取り組み、喜びも何もかも分かち合いたいと思いました。すぐさま行動に移そうと、まず私がやったのは・・・
行動その1:男性育児休暇を6か月取得!
で・す・が、育休取得により育児の大変さを身を持って味わうことになりました。
働き方を再構築する
2023年の日本の共働き世帯の内、夫と妻の正社員or非正規雇用の割合が以下のグラフにされています。
見てのとおり、夫婦どちらも正社員なのは全体の半分にも満たない。夫が正社員であることを前提に、各世帯が成り立っているように見えます。
しかし、リスクヘッジの観点からするとこの状態は危険を伴います。万一どちらかが働けなくなった場合に備えて、夫婦どちらが稼ぎ頭にでも成りうる状態でこそ、夫婦として家族として生活が保障されます。
ですが問題は、夫婦が各々フル勤務したとして家事や育児ができるのかということでした。私たちは話し合いの末、
行動その2:夫は男性育児時短勤務に変更!妻は正社員からフリーランスへ!
これは、夫婦で家事・育児を一緒にやるため、かつ生活のゆとりを生み出すために決断したことです。
夫の職場では男性育児時短勤務を取得している人はほぼいませんでした。妻も正社員から未経験分野でフリーランスの道を歩むことになるとは、人生何があるのかわかりません。意を決してフリーランスに挑戦しました。
な・の・に、思い描いていた男性育児時短勤務・フリーランスの理想とギャップがありました。
お金の不安を解消する
子供が産まれ人生最高の喜びを感じたのもつかの間、
手取り月20万だけど、子供を養っていけるの?
「子供を育てる」という大きな責任感も同時に感じたのを覚えています。
さらに、当時の私たちには奨学金という借金がありました。
いつか買うかもしれない住宅資金、大学卒業までの教育資金、そして夫婦の老後資金。
お金に関する不安は募るばかりだったので、まずはお金の知識をつけようと思いFPの勉強を始めました。
勉強の末FP資格を取得すると、漠然としたお金の不安はだいぶ和らぎ、「いつまでにいくら必要だから、余剰資金を投資に回そう」「家計管理を夫婦共同で行い、定期的に見直そう」と具体的な行動に移すことができました。
行動その3:資産形成のため夫婦で投資開始!
まだまだ勉強しながらですが、どんどん行動することでお金の不安は払拭できることを知りました。
【未来】実現したい生活
北欧スタイルの「夫婦共同プロジェクトの育児」「家族時間ファースト」を日本で実行したいです。
そして、自由な働き方やお金の不安を減らし、低所得でもゆとりある生活を送りたい。
北欧とは社会構造が異なるココ日本で実現するのは容易ではありません。でも、だからこそチャレンジしたいと思いました。
私たち夫婦が試行錯誤して得た知識と経験を夫婦ブログに残すことで、誰かの参考になれば嬉しいです!
どうぞよろしくお願いします。
おすすめ書籍
北欧の生き方や働き方を学ぶなら、この本がおすすめです!
北欧スタイルの生き方・働き方について興味のある方は、ぜひ一度読んでもらいたいです。